冬季に比較的温暖な地域から東北や北海道などの寒さの厳しい地域にお出かけになられる際には、モーターホームおよびキャンピングトレーラーの寒冷地対策をしていただくようお願いいたします。
スタッドレスタイヤに交換される方は多いと存じますが、寒さの厳しい地域では車内の水設備(シャワーやボイラー、水タンク、水管など)やディーゼル燃料の凍結にも注意が必要です。
ウォッシャー液やラジエター液の寒冷地対策にも注意を払ってください。
冬季の寒冷地を訪れる前に、特に以下の2点にお気をつけください。
凍結によって水管などが破損することがあります。
給水タンク、排水タンク、ボイラー、水管など水がある場所から水を抜きます。
水抜き用のバルブを開けるだけでなく、水栓も開いておくと排出効果が高まります。この場合、水ポンプの電源をオフにしておいてください。また、再び水を使用する場合は、全ての水栓が閉じていることを確認してから水ポンプの電源を入れてください。
期間的に余裕を持って水抜きを行っていただき、凍結の恐れのある時期には給水タンク、排水タンク、ボイラー、水管などの機器が乾燥していることが理想です。
わずかな水分でも凍結し、その箇所によっては大きなトラブルに繋がる可能性もあります。
ディーゼル燃料も凍結します。寒冷地では冬用ディーゼル燃料(3号軽油)を使用してください。
ここで注意していただきたい点は、燃料タンク、軽油式FFヒーター(取り付けられている場合)、燃料配管の中が冬用ディーゼル燃料になっている必要があることです。
目的地への到着スケジュールに合わせて夏用のディーゼル燃料を減らしておくなどをご検討ください。
また、夏用と冬用のディーゼル燃料は混ざっても問題ありませんので、全て入れ替えることができなくても冬用の割合が多くなるようにしておくと凍結防止効果が高まります。
給油所のウェブサイトやコミュニティサイトなどで冬用ディーゼル燃料の販売状況が公開されています。